夢中になると危険!潜む危険なハチに注意〜巣への対策や駆除は?〜

巣から覗き込むハチ

昆虫採集やアウトドアなどの際、または自宅近くに営巣されてしまった場合など、ハチに刺される危険性が高まります。

特に昆虫採集に夢中になり、気づいたらスズメバチの巣に近づいていて被害に遭ってしまったとなれば、楽しいレジャーが台無しになってしまいます。

今回は「夢中になると危険!潜む危険なハチに注意」としてまとめてみました。

ハチの巣ってどういうところにできやすいの?

ハチの巣はどうやってできるの?

ハチの巣はある日突然できるわけではありません。女王蜂は翌年の春が来るまで冬眠し、春を迎えると目を覚まし、営巣場所を探し始めます

営巣場所を決めたら巣作りに必要な材料を集め、営巣場所に運びます。この作業を始めは女王蜂一匹で行うため、巣のできるスピードはそれほど速くありません。

産卵や幼虫の世話をするための「育房」を作ると、女王蜂は産卵して育児を始めます。この幼虫が働き蜂に成長するとエサを捕獲したり巣作りを進めたりし、女王蜂は産卵に専念するのです。

ハチの巣ができやすい場所

ハチは基本的に女王蜂が安心して産卵できる場所を選んで営巣します。雨風をしのげる上に外敵の目につかない場所は、営巣場所として最適です。例えば換気口、軒先、戸袋、物置の中、庭の木、置きっぱなしのプランターや材木などが狙われやすいです。

・普段出入りが少ない
・人の目に付きにくい
・人の手が長い間入っていない

といったような場所は、狙われる確率が高くなるので気をつけるべきポイントと言えるでしょう。

屋外にいるときに気をつけること

ハチの巣に近づくと、ハチは警戒行動を取り、接近者の周囲を飛び回ります。その際、ハチに驚いて慌てて追い払ったり叩き落そうとしたりするとハチが興奮して大変な状況になってしまうので、気をつけましょう。

また香水や黒い服もハチを興奮させる効果があるため、山や森などに入る際にはこれらを控えるようにしましょう。

他にも、お住いの地域の役所のページなどにも、対応策や知識などが書いてあります。
ご一読をオススメします!

参考例:さいたま市/スズメバチ等の巣について

ハチを寄せ付けない方法はある?

ハチを寄せ付けないためには?

ハチを寄せ付けないために必要なのは、巣を作らせないようにすることです。当たり前と思われるかもしれませんが、少しの心がけで蜂の巣を作らせにくい環境にすることができます。

またどれだけ気をつけていても、100%防ぐことは難しいので、もし巣を作られてしまったら、できるだけ早く発見し、対処するということが重要です。

何故ならハチの巣は放っておくとどんどん大きくなり、ハチの攻撃性も高まる可能性があるからです。

ハチを寄せ付けないための具体例とは?

まずは家の周りを点検し、巣の作られそうな場所をチェックしましょう。そして巣が作られていないかどうかもこまめにチェックするようにしましょう。他にも

・春先に必ず庭木を剪定する
・小屋や倉庫、戸袋などは定期的に開閉し、ハチの巣を作る隙を作らない
・天井裏や換気口などは金網などで塞ぎ、巣を作れないようにする

などが挙げられます。

それでももしハチの巣を作られてしまったら…?

どんなに手を尽くしても、ハチの営巣を完全に防ぐことはできません。できれば自分で何とかしたい…と思ってしまいがちですが、生死にかかわるような強い毒を持つハチもいます。

もし「自分でハチ退治しよう!」と思った方は、必ず安全な方法でやりましょう。
自分でハチの巣を駆除する方法を紹介したページはこちら。

ただやはり、営巣されている場合は、速やかにハチの巣駆除の専門業者に連絡し、プロにお任せするのが一番安心です。

もしハチに刺されたら適切な応急処置を!方法を紹介

もしも刺されてしまったら?

もしもハチに刺されてしまったら…?家に巣を作られる場合だけでなく、屋外にいればハチに刺される危険性はどこにでもあります。

ハチに刺されたら、まずは静かにその場を立ち去り二次被害から逃れましょう。もし針が残っている場合はピンセットや毛抜きでそっと抜き取ります。もしピンセットなどがない場合は硬いカードを横に滑らせるようにすると安全に取りやすくなります。

その後流水で患部を洗い流します。傷口の周辺をつまんで毒を絞り出すようにするとよいでしょう。虫刺されの薬があれば塗っておきます。その後病院で手当てをしてもらいましょう。

やってしまいがちだけどやってはいけないこと

ハチに刺された箇所に口をつけて吸ってはいけません。蜂の毒が歯茎などから体内に侵入する恐れがあるため、大変危険です。

また患部に尿をかけるとよいという話を聞いたことがあるかもしれませんが、これは誤りです。尿をかけると雑菌が繁殖してしまう恐れがあるので絶対にやめましょう。

まとめ

ハチの巣や応急処置などについてまとめてみました。

ハチに刺されると大人でも涙が出るくらいとてつもない痛みを伴います。森林や山などでレジャーをする際には十分に気をつけましょう。

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